なぜ「フィールドエンジニアはやめとけ!」と言われるの?底辺・きつい会社をさける方法

なぜ「フィールドエンジニアはやめとけ!」と言われるの?底辺・きつい会社をさける方法カスタマーエンジニア

 

「ITエンジニアの仕事は高収入だしこれから伸びる業界だから転職した方がいい」

なんて言われても、未経験の転職なんてそんな簡単にできるかい!って思いませんか。

わたしはそう思ってたんですよね。

「ITが絶対に伸びるんだな!絶対か?転職させといて景気悪くなったら責任取れんのか?」ってね(笑)

だってそんなの無責任じゃないですか?

とまあ、未来予測なんかを信じないわたしが『フィールドエンジニアのデメリットをこれでもか!ってくらい解説します。

「フィールドエンジニアってきついんじゃないの??」
「やめとけって言われてるみたいだけどどうして?」

なんて疑問がある方も多いかと。デメリットまで考えが及ぶ、頭の回転の速いかたも、いらっしゃるようですね。

そこでこの記事では

デメリットについて解説します。

具体的には

  • フィールドエンジニアはやめとけと言われる5つの問題
  • フィールドエンジニアになるなら!大手企業?中小企業?どちらがよいのか

この順番に、重要なポイントに絞ってご紹介していきます。

5〜8分くらいで読めますし、
フィールドエンジニアのデメリットから対策がわかります。
まずはご一読を!

フィールドエンジニアはやめとけと言われる5つの問題

まずはデメリットについて。

フィールドエンジニアをやめておくべき理由の中心には、「いつ呼び出されるかがわからない」ということがあります。

この「予測できない」って事が多くのストレスを引き起こす原因かと。、

このストレスに関係する5つの問題をまとめました。

  • 土日出勤が発生するから
  • 残業時間に出動するから
  • クレーム対応があるから
  • お客さんから直接電話がかかってくるから
  • ブラックな会社がある

これだけでも「やめとけ」って言われる理由もわかるのではないでしょうか。
この5つをもう少し詳しく解説していきます。

土日出勤・残業出動がおこるのは365日24時間の企業

5つのうちの2つをまとめてお話します。

土日出勤と長時間の残業はフィールドエンジニアの中でも特殊な機器を扱う会社に多いです。

特殊機器は、24時間365日対応でメンテナンスしないといけないからです。

工場の機械や、駅の改札機、業務用冷蔵庫なんかは即修理案件です。

ボン
ボン

マクドナルドの調理器具やレジなんかも数時間で駆けつけなければならない。らしいですよ。

中小企業のフィールドエンジニアは仕事を頼まれやすい

SES(業務委託)や中小企業だと24時間関係なく仕事を頼まれやすい。ということがあります。

SESというのは大きい会社から、「この仕事やってくれる?」という依頼があると、中小の会社が「この仕事受けます!」って受託する。この仕事のやり方を委託(SES)とか言ったりします。

ただし、24時間中小企業にこの依頼が飛んでくる…これはまずい状況ですよね。

どういうことかというと、

大手メーカーの修理窓口で受付した修理依頼を、メーカーの人間が行くわけではない。時間外の仕事が中小に降りかかってくるってことです。

大手の中には、中小企業やフリーランスのフィールドエンジニアに依頼することもあります。

時間帯が深夜だったり土日祝日でも関係なく依頼されることも。(大手メーカー社員は土日休み・定時帰りしてたり…)

さいあくやん……

って思われたかも知れませんが、この様な目にあっている方も実際に多いのです。

「やめやめー!フィールドなんちゃらなんかオワコンや。やめや。やめやー!」

と思われたことでしょう。

ただ一旦おちついてくらさい…大事なのは

365日・24時間対応の下請けやSESしている会社に入らないこと。

わたしはこれを1番伝えたかったんですよね!こんな構造はどの業界でも似たようなところはあるので気をつけてくださいね。

 

「○○電機のOA機器の保守…」みたいなことが求人に書かれていたら要注意。

 

ボン
ボン

あなたが応募する会社が下請けなのかメーカーなのかを必ずチェックしましょう。

 

 

と、まあ…ちょっとあつくなっちゃいましたが…一旦まとめます。

  • フィールドエンジニア業界は24/365が多いから
  • SESや中小企業は仕事を押しつけられるから
  • 残業だけでなく深夜・早朝の修理対応も必要 になる

ここまでだけでも、お腹いっぱいかも知れませんが、最後にフィールドエンジニアのいいところも解説します。よかったらお付き合いください。

※フィールドエンジニアとサービスエンジニアはどう違うの?と良く聞かれます。が、結論。同じです。
実際はサービスエンジニアの方が広い意味で使われると言った程度の違いです。(同じ意味と捉えて大丈夫なのでむつかしく考えなくてOKです!)

クレーム対応があるから不安?クレームは意外に余裕?!

フィールドエンジニアはクレーム対応が嫌!そんなイメージがありますよね。

お客さんから呼び出されて行ってみたらカンカンに怒ってる…みたいなイメージでしょうか。

でも意外かもしれませんが。実際はクレームは少ないです。

ボン
ボン

電話越しに怒ってたひとでも、実際に会うと怒ってた素振りもない。ただただ優しい人だった(笑)みたいな事も多いです。

一般人のところへ訪問するわけじゃないので、わがままを言ったりする人は少ないです。

とはいえ、クレームは無い!わけではありません。

機器が故障するってことは、お客様の会社の仕事が止まっているということです。

ですので、「早く来てくれ!」というのは日時的に言われます。

ボン
ボン

車なので、ぶっ飛ばしても安全運転でも5分も差が生まれないので安全運転で心を落ち着けて向かいます。

昔は急いだりしてましたが、到着してから頭がまわらず修理のミスが増えるのでやめました。

あとはフィールドエンジニアのクレームの理由って機器が動かないことが95%なんです。

だから、機械が治るとお客さんは怒りません。

機械と一緒にお客さんの怒りや悲しみも治ります(笑)

だから、修理ができるようになるとクレームだなんて感じなくなってきます

しかし、機械が治ってるのに言いがかりをつけてくるのが本当のクレームです。

この本当のクレームは一般人向け(コンシューマ向け)の機械は多いです。

ボン
ボン

逆にビジネス向けの機械だとクレームは減ります。

というより、お客さんも仕事中なのでクレームを言ってくるような態度の人はほぼいません。

むしろクレームのたびに仲良くなることも多いです。

よく・・・・「クレーム対応で大変そう…」

って言われますがそれは一般向けの場合です。

どちらにしてもコンシューマ。ビジネスともに、修理の腕をあげることに専念するだけでクレームは激減します。

ここまでをまとめると、

  • クレームは一般向け機器が多い
  • ビジネス向け機器の会社が良い

ってことですね。

直接電話がかかってくるのがイヤ![依存・信頼]は考えもの

そこそこ修理に慣れてくると、お客さんから直電がかかってくるんです。
なぜなら、「信頼されてるから」
誰だって、詳しい人にききたいですからね。

でも、フィールドエンジニアが訪問・修理対応することは有料なはずです。

だから、何でもかんでもお客さんに電話で教えてあげる必要はないです。

ボン
ボン

こちらは修理に時間を追われているのに、電話でなんでも聞いてくるお客さんは依存してるだけなのでキッパリ断りましょう。

というか。電話がかかってきても取らなくて良いとおもいます(^◇^;)

とはいえ、電話対応する・しないは会社によるので心配いらないかと。

中小企業はコールセンターを持ってないことが多いのでフィールドエンジニアが電話対応することが多いです。

逆に大手企業だと、コールセンターがある程度対応してくれてるので直電は少ないです。

 

まとめると、

  • 極論、電話を取る必要はない
  • お客さんから信頼されるまでは電話はかかってこない

ってことです。

ブラックな会社はSESや中小企業

結論から言うと・・・SESと中小企業はブラックの可能性が高い。
大手から仕事を押しつけられるから仕方ないのだけれど。

ブラックな状況の中で、我慢してキャリアを重ねても
給料も低いし帰るのも遅いんですよね。

「ベテラン」と呼ばれるまで耐えたら少しくらい
イイ思いが出来そうなものなんですが・・・
そうでもないのが現実。

休みの日も突然出動になるし、夜中に呼び出されることもあるので
転職活動することもできずにズルズル働いてしまう

とはいえ、断ればいいよね?っておもわれるかもしれません。
でも会社間の力関係があるから実際は断れないんですよね。

SES・中小企業はおすすめしませんし、私も二度と働きたくないものです。

まとめると・・

  • 仕事を押しつけられるからきつい
  • ベテランになってもあまりむくわれない
  • 入社しやすいけど辞めづらい

フィールドエンジニアは未経験でもホワイトな大手企業に入ろう

はじめてのIT転職だと、
「最初は小さい会社からはじめないと・・・」
「スキルがついてきたら大手に入社したい」
と、考えてしまいがち。でも実際は逆。

中小企業だと、研修制度がなかったり先輩が忙しかったりで
なかなかスキルがあがりません。

逆に大手企業だと、研修が1ヶ月から6ヶ月あるところがほとんど。
現に、今の私の会社では

・入社して一ヶ月間は座学と実習
・2ヶ月目から5ヶ月目までは先輩に同行しての研修(OJTとかよばれます)
・5ヶ月目の途中からは徐々に手伝いなどをしはじめる
・6ヶ月目で補助ありの独り立ち

といった状態でした。

 

私は前職もフィールドエンジニアで「経験者」。
しかし、大手企業だと経験者であってもしっかりと研修してくれました
(正直、経験者からすると簡単すぎた。でも知らないことも多々あったので非常に有益な時間でした)

しかも、大手は休日出勤や残業も少ないのに給料も多いしね!

「前の会社に残らなくてよかったぁ」って心から思いました。

働き方改革ってやつが2019年に始まってからは
「残業するなー」って言ってくれるようになりました。

大手に入社して全然出世できなくても生活には困りません。
だって、ベテランになれば年収700以上ありますからね。

まえの中小企業の部長より給料多いから、
「どこで働くのか?」が大事だなぁ・・と。
話がそれたけど、まとめると・・

  • 大手なら未経験でも研修があるから
  • 休日出勤と残業が少ないから
  • 大手はベテランになれば役職無しでも給料は高い
  • 大手は「働き方改革」のあと仕組みが変わった

ホントなの?と思われるかもしれません。ので解説しておきます。

休日出勤や時間外対応は[SES・中小企業]へ依頼するから

大手が残業や休日出勤を減らしてるのは、「働き方改革」や「労働基準法」を守りたいから。
なぜ、守りたいのかというと「働きやすいし、製品もいい!っていうブランドイメージ」を維持したいから。

ボン
ボン

実際入社すると、このイメージを大切にたいせつにしているんだなぁと実感しました。

中小企業に勤めてると、この「ブランド」って感覚がなかったので違和感がありましたね。

逆に中小企業の時は、「つらくても頑張らなきゃ。仕事がもらえるように仲良くもしとかなきゃ…」みたいな考え方でした。

つらい道にあることが正常な事…みたいな。中小で働いてる方ならすこしは理解できるのではないかと。

でも実際、冷静になってみると、
中小企業やにバンバンたいしたお金にならない仕事が流れてきます。
そして、バンバン仕事をこなせず潰れてしまう方が「フィールドエンジニアはきつい!」って
声を上げているわけですね。

だから、大手企業に勤めることができるかどうかが
ブラック or ホワイト
を決定づけると言っても過言ではありません。

大手社員は勤務年数で能力給があがるから

先ほども少し触れたのですが、
大手の社員でベテラン(40歳以上)にもなってくると給料が多くなってきます。
なぜなら毎年、能力給や基本給が上がってくるから。

とはいえ、30代でも年収500万〜600万円ある人もいます。
しかし、見た目の数字だけ追ってはいけません。

ベテランになると言うことは、「自分の能力も衰える」と言うことです。

40代・50代と能力が落ちていくのに、
年収は上がっていく。

少し、腹立たしい気持ちになりますね。
でももし、あなたが45歳になった時にお子さんがいて
高校や大学に進学するとき。お金がいるんですよね。

大手は年功序列の会社。悪者扱いされる対象になります。
しかし、人生設計を本気で考えると年功序列で生きていけるのなら
「心配ごとは少なくなる!」

今の日本で、年功序列の制度を取り続けられるのは大手しかないかと思います。

 

フィールドエンジニア大手企業に入るには?

大手に入るためには、まず求人が出ているか!ここをチェックしなければなりません。

そしてチェックするとしたら、ハローワークはおすすめしません。わたしなら転職エージェントか転職サイトをつかいますね。ハローワークには大手求人はのらないからです。

ハローワークに大手が求人を出さないのは、良い人材がほしいから。

当たり前だと思うかもしれませんが、大手はお金を支払ってでも良い人材がほしいんですよね。

転職サイトに求人を載せるのにはお金がかかります。しかし、ハローワークは無料で求人が出せます。

その分、転職サイトに登録している人は自身のキャリアを記載しているし温度の高い人が多いわけです。

だからそこを逆手にとるとしたら、

大手の求人数を集めてから比較。そして絞り込むことで現時点のベストを知ることができます。

そこまでするのは面倒くさいよー!って方は、転職エージェントに希望条件を伝えておいて、探してもらうのもいいかも。

ちなみにわたしの今の会社はリクナビNEXT
で探しました。

転職サイトは自分の好きなところでいいと思うので、まずは探してみましょう。

以前、転職サイト・転職エージェント選びの記事も書いたのでよかったら読んでみてね。

大手は「定時帰りしたいから」人を増やしたい

「大手企業は大手社員の人を増やす必要あるの?」
と思われるかもしれません。

「だって、中小企業やSESに仕事流してるんならいらなくない?」
実際、ごもっともな意見なんですが そうもいかないんです。

と言うのも、中小企業やSESの人に仕事を依頼するのは時間がかかるんです。
どう言うことかというと、

①大手企業から依頼書(依頼メール)を中小企業へ送付
②中小企業から依頼を了承しましたと言う回答が返ってくる

大手はこの手順を踏まないと、依頼できないんです。(守らないと法的な罰則があるため)

こうやってできてくるスキマの仕事を片付けてくためにも、
大手社員の人数も一定数は必要ですよね。

ましてや、大手は「定時時間しか働かない」を死守する必要もあります。
そのためには、「大手社員を増やすしかない」
と言うわけです。

まとめると

  • 定時時間内で業務完了したいから
  • SES、中小企業に急な業務依頼ができないから

中小企業から大手へ転職したら・・・私の年収変化!

 

フィールドエンジニアの年収

収入はだれもが一番気になるところ…ですよね。

ちなみに、女子が彼氏に求める年収は平均430万円…だそうです。(好き勝手言うよね…www)↓参考記事

彼氏の年収が低い? 理想の年収と彼氏から聞き出す方法
彼氏が年収が自分より低いのか高いのか知りたい。年収を教えてもらうにはどうすればいいかを恋愛カウンセラーの藤本シゲユキさんが解説します。

 

フィールドエンジニアの年収は、
平均で489万円なのでとりあえず合格ライン!女子には認めてもらえそうです。(ほんとかよ・・・)

とはいえ、仕事って元々は自分自身のために働くので
毎月はどれくらいの給料になるかも大切。

フィールドエンジニア30代であれば月25〜28万円。だから、簡単に月5万くらいは自由なお金を作れますね。

ちなみに今の会社で8年目のわたしの年収は670万円ほどです。年収とは給与収入のこと

だから、月45万くらい。(もちろん手取りは減って38万くらい…)

とはいえ、結婚してので全部わたしのものにはなりませんwww

 

前の会社(中小企業)のフィールドエンジニアのときは…

年収270万円ほど・・・(前の会社の悪口ではありません!)

だから、20代の早いうちから大手に入社しておけばよかったと…正直思いますねwww

(鼻で笑わないでくださいね・・・わたしなんて、弱小高卒・・・年収300万円ないぐらい。先輩たちもこんなものでした・・・)

年収が上がった証明と言ってはなんですが、よくある市場価値とかを調べてくれる診断サービスでも年収があがってました(嬉)

ミイダス市場価値診断ってのとdodaエージェントサービス(デューダ?)の2つとも試したのですが、

ミイダス ボンの市場価値

doda-satei

 

診断によると、年収555万円にまで上がってました!

今のキャリアを入力しただけですが、まあまあ転職しても大丈夫そうな数字でした。

ボン
ボン

年収300万くらいの頃からしたらありがたい結果です。

ちなみに自分の市場価値(年収)がわかると、仕事を続けてキャリアというか市場価値が上がっているのかが第三者の目線でわかります。

今の仕事を続けていていいのか?疑問に思った方は調べてみてもいいかも。

ボン
ボン

どちらも無料だからお金はかかりません。(お金がかかるならやってませんwww)

おもしろいし、ためになるのでやってみたいかたはリンク貼っときます。

ミイダス・無料。市場価値診断結果がわかるので今の職場を続けるべきかがわかります。

dodaエージェントサービス・・・無料。年収査定診断や適職診断ができるので、あなたに向いてる仕事がわかります。

と、話はそれましたが
私の体感だと、フィールドエンジニアなら悪い会社に入らなければ600万円ほどが平均かな?と感じています。

 

 

タイトルとURLをコピーしました