「働き方改革できないよねーうちの会社」
こんなことが言われていますし、私も同感です。
とはいえ、
-
- なぜ働き方改革できないの?
- 働き方改革を守る会社に入りたい
という方も多いと思います。
そこでこの記事ではエンジニアの会社の働き方改革についての疑問を
中小企業と大手企業の経験から解説していければなと。
具体的には
- 働き方改革できない理由
- 中小企業は大手企業に支配されてる?
- 働き方改革を守る会社は〇〇
の順番に重要なポイントだけをご紹介していきます。
2分くらいで読めますし、これを読めばブラックな会社を避けることができるので、まずはご一読を!
※サービスエンジニアのことを1から知りたい方はサービスエンジニアの仕事の内容を歴12年の私がくわしく解説の記事からどうぞ
働き方改革できない理由
そもそも、働き方改革をざっくり言うと
「労働法」をさらに労働者側に負担を減らすための法案です。
世間でよく言われる働き方改革の代名詞となっている
残業時間の規定は以下の通りです。
第三十六条 4 前項の限度時間は、一箇月について四十五時間及び一年について三百六十時間(第三十二条の四第一項第二号の対象期間として三箇月を超える期間を定めて同条の規定により労働させる場合にあつては、一箇月について四十二時間及び一年について三百二十時間)とする。
働き方改革関連法出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
って、わかりにくい・・・
ようするに
と言うこと。
これを、エンジニアの仕事に置き換えて考えてみると・・・
- トラブルへの緊急対応→突発的な仕事が入るので調整が難しい
- 24時間365日対応の企業→本来、3交代制でシフトを組まないとまわらない。現状は2交代だったり、通常勤務の人が当番制で夜間対応している。
- 悪しき社風→昔はこれくらい働いていたんだから・・といった風土が残ってる
といった状態かと思います。
この3つがそのまま「働き方改革できない理由」だと思います。
エンジニアという仕事の内容ではなく、企業の体質や上司の考えが一番の原因です。
中小企業は大手企業に支配されてる?
先ほど、「企業の体質」と書きましたが、
企業間の関係でもそれは変わりません。
特に大手企業が中小企業に対しての対応が厳しいです。
なぜなら、大手企業は労働法という国の法律を絶対に犯すことができないからです。(中小企業も絶対犯してはいけないのですが、サビ残や休日に会社に出てきてるのが現実です)
大手企業はサビ残ができないように、
- 会社の入り口に社員カードをタッチして入館⇨タイムカードになっている
- パソコンを起動する⇨タイムカードになっている
- 会社内にカメラが取り付けられている⇨監視されている
- 監査(関係会社などの立ち入り)⇨さかのぼって調べられる
などの対策がとられています。
ですので、中小企業に夜間作業を依頼したり早朝・深夜作業を依頼します。
中小企業が仕事を断ることができないのをわかっているし、大手企業も事情として「法律」が相手なので守るしかありません。
このように働き方改革が施行されることによって、中小企業と大手企業の労働環境の開きが大きくなってしまいました。
※サービスエンジニアがきつい理由が気になる方は、
≫サービスエンジニアが激務できつい理由を現役の私がポイントを押さえて解説!を読んでください。
働き方改革を守る会社は〇〇
〇〇とは、もちろん大手企業ですね。
大手企業がなぜそこまでするかというと、
- ブランドイメージの死守
- 法律の遵守
- メディアでの誤った報道を避ける
など、いずれも企業を守るためです。
ですので、今からエンジニアへ転職するのであれば
大手企業の一択です。
中小企業でうまく働き方改革を実施できてる企業もたくさんあると思いますが、
それ以上に、働き方がめちゃくちゃな中小企業の方が圧倒的に多いです。
これは、ネットの情報ではなくて私の経験から感じていることです。
ですので
- 働きやすい大手企業で働く
- ツライ中小企業で耐えないようにする
この2つを実践することが、今後のあなたを守る最大の盾になります。
まとめ
わたしの個人的な思いで「働き方改革」への憤りを書いてきました。
全く働き方改革の恩恵を受けられてない方に「届いてほしい」と思います。
わたしもかなり辛酸を舐めてきたので…(思い返すと悲しい。)
とはいえ、大手企業を中心に本当に働き方が変わってきているので不要な心配なのかもしれません。
あなたが転職や就職をお考えなのであれば、「一つの意見」として頭の片隅にでも残っていればうれしいです。
働き方改革を実行にうつすだけの余力のある会社を選んで、会社に振り回されない生活を死守していきたいですね。
ではまた!
※わたしの独断で選んだエンジニア転職向けサイトをランキングにしたのでよかったらご覧ください。