「今後IT人材が不足していく」
こんなことがよく言われていますし、私も同感です。
とはいえ、
- カスタマーエンジニアは将来性があるのか?
- システムエンジニアとかの方が有望かな?
- カスタマーエンジニアってこの先なくなるの?
という方も多いと思います。
そこでこの記事ではそんなカスタマーエンジニアの将来性についてのお悩みを、
現在カスタマーエンジニアの観点から解決していければなと。
具体的には
- CEが5年後くる理由
- カスタマーエンジニア 将来性のある業界 3選
の順番に重要なポイントだけをご紹介していきます。
2分くらいで読めますし、転職先の参考になる可能性が高いので、まずはご一読を!
<この記事の信頼性>
この記事は、CE歴12年以上の私(ボン)が書いています。
CEが5年後くる理由!カスタマーエンジニアの将来性? 高齢化が鍵!
将来性がある理由は4つです
- ①お客様で対応できない作業
- ②エンジニアの会社(メーカー)の義務
- ③機器の設置がお客様でできない
- ④お客様の大半が高齢者になる
ここからは深掘りしていきます。
CEでなくてもできることは増えたけど…まだ、できない事だらけ
人の手でないと、復旧できない故障がたくさんあります。
理由は機器側がいくら発達しても、リモートや電話ごしの対応では治せないことがあるからです。
プリンタに詰まった用紙を引き抜いてもらったり、コンセントを抜いたり挿したりしてもらったり…簡単そうに思える事も全て対応できていないのが現状です。
リモートや遠隔操作では紙詰まりの除去はできないし、コンセントを元から外すなども意外と難しいんです。
例えばPCの電源を完全に切ってからの電源オンすらやっていただくのは難しいんです。
(再起動やPCのオフ・オンではありませんよ)
- コンピュータの電源を切る。
- 更にコンセントも抜く。
- コンセント挿す。
- 電源を入れる。
→これだけで、復旧する障害もあるんですが電話やリモートではできてないです。(LAN通信不具合の時はお手上げです)
これを、コールセンター からリモート(遠隔操作)でパソコンを操作してシャットダウンできても…
コンセントの電源を抜いてもらえなかったり…(Windows再起動じゃダメなときがあります)
そこで、お客様に電源コンセントを、抜いてもらうように お電話でご案内するのですが、
まあ怖がってやってくれませんwww
業務用のパソコンなので、万が一の責任をおいたくない人が一定数います…
また一方で、恐怖心のないお客さんも困ります
など、もっと危険な事態になる事も多いです。
ですので、このような事例の場合は、カスタマーエンジニアが現地に行って、
電源を切り直しする事が必要になります。
特に、機械に苦手意識の強い方や、高齢の方は作業をする時とても怖いようです(電源を落とすだけなんですが…)
恐る恐るコンセントを外すので、 違うコンセントを抜いていることに 気がつかなかったりされます…
仕方ないんですが…
このような状況で、訪問して電源の切り直しをしただけで復旧すると、
お客様から大変感謝されます。
話はそれましたが、実際に行かないと解決できないことがあるので需要は多いです。

エンジニアの会社(メーカー)として、訪問して確認が必須
機器の定期的に点検するとか、プリンタ業界だと検針(メーカーによる)とか、機器の発煙・発火などの緊急事態。
これらはメーカーの義務として存在する項目なので無くなりません。
(プリンタの検針に関しては、リモートでプリンタの情報を吸い上げられるようになってきてるので、直接検針しないメーカーもあります)
とはいっても、メーカーが駆けつけなくてはならない場面はどうしてもあるので、需要が高くなる事はあっても無くなる事はあり得ないのです。
機器の設置がお客様でできない場合が多い
大型の機器や、特殊な機器(法律に関わる機器です。例えば重さを測る機械とかl、ガソリンのポンプとか)
これらは、お客様では対応できません。
なぜなら、技術のある人や、 認可が下りているメーカーのカスタマーエンジニアでないと触ることさえ許されないからです。
逆に、このような機器の職種は競合も少なく、将来性は安泰と言えます。
特殊機器のカスタマーエンジニアは、機器の入れ替えなども少なく平和な業界とも言えます。
この先お客様が高齢となり、電話対応が難しくなる
高齢化は 結構、深刻な問題ですよね。 高齢な方は、 目が悪く耳も聞こえにくいので、
電話で今の状況を伺っても説明できない事が多々あります。
そして、手も不器用になっているので、簡単な処置で治る場合も違う場所を押してしまった…
という事がどうしても出てきます。
これからの時代は、高齢者だらけの 日本になっていくので、更にカスタマーエンジニアの手が足りない状態が予想されます。
カスタマーエンジニアは問題解決の仕事である
カスタマーエンジニアの需要は、年々増えています。
ですので、よっぽどでない限り メーカーは人が足りないので、ひとまず採用したいと考えていると思います。(僕の会社は少なくともそうです)
一方、ほとんどの別業界のひとが

「パソコン苦手だし俺なんかができるかなあ」
と思われてIT分野をさけてしまいます。
(私も飲食店や工場のバイト、コールセンターなどの経験しかありませんでした)
カスタマーエンジニアだけでなくIT分野はパソコンが登場してからの職業なので、9割以上の人が、全くの初心者です。
私がオススメするのは、
企業によりますが、研修期間があるところが良いです。
経験者でも職種ごとに機器が違うので、研修制度がある企業だと助かりますよ。
カスタマーエンジニアだと、技術面は全くわからない人が大半なので、基本的な武器は「人と話すのが好きかどうか」だけあれば大丈夫です。
結局、そこが目標なので、技術は二の次くらいのスタンスでOKです
需要が高くなっている現在、カスタマーエンジニアは入社しやすくなっているのは間違いありません。
カスタマーエンジニア 将来性のある業界 3選
たくさんの業界があり、いろんな職種があるあります。
その中でも私の友人や、仕事で一緒になったカスタマーエンジニアの方などのお話、私の経験を考慮して将来性のある業界を 3つに絞りました。
- ①防犯カメラ(店内防犯・顔認証システムなど)
- ②医療機器(MRI・CTなど)
- ③白物家電(エアコン・クーラー・洗濯機・テレビなど)
この3つは、共通している事があります。それは、
という事です。
持ち運べない機器を扱う職種は、今後も職業として、なくなることはないでしょう。
防犯カメラや、医療機器業界は、
バックヤードにサーバーやネットワーク機器がおかれているので、 カスタマーエンジニアが訪問し対応する必要があります
白物家電は、お客さんが一般人である事が多いので、持参できる機器の修理は家電量販店へ持ち込みされます。
洗濯機や冷蔵庫を持ち込まれる方はほぼいないでしょう。
ただ、家電で修理訪問するのはカスタマーエンジニアのメーカーではなく
不況に強い職種
もう一度この表を出します。
- ①防犯カメラ(店内防犯・顔認証システムなど)
- ②医療機器(MRI・CTなど)
- ③白物家電(エアコン・クーラー・洗濯機・テレビなど)
この3つは世が不況となっても、インフラに近い特性上 不況には強いです
- 防犯カメラ →大型ショッピングセンターやスーパー 顔認証システムを使っての防犯・マーケティング。
- 医療機器 →リモート診断や電子カルテなど、最近になってIT導入が本格的に始まりました。
- 白物家電 →生活に支障が出るため、緊急度が高く件数が多い。
この3つ以外にも、ATMや工場ロボットなど 強い業界はたくさんあると思います。
まとめ
たくさんの職種で、カスタマーエンジニアの将来性がある事をご説明させていただきました。
職種も説明できないほど多いので、あなたが興味のあるジャンルを探してみましょう。
その方が、入社してからの理解度に差が出てきます。
一つだけお伝えしたいのは、
これだけは口すっぱく言わせてください。
代行店で働いてた時に、とてもツライ状態だったので大手企業側で働きましょう!
この記事にわたしの代行店時代のことをかいてます。→【2021年最新版】平均年収489万!カスタマーエンジニアを未経験でも高年収にする方法を解説!
この記事のまとめると
- お客様ではできない事がある。
- 機器メーカーとしての訪問義務
- 機器が特殊だったり、大きいものはメーカーでないとできない。
- 高齢の方が客先に多くなり、訪問していかないと復旧できない。
- 生活に直結した機器の職種は将来性があり不況にも強い。
でしたね。
カスタマーエンジニアと言っても、たくさんの職種があるので 転職サイトなどで探してみてください。
なお、転職サイトの選び方や給料については、別の記事でも詳しく解説しています。気になる方はどうぞ
きっと、あなたにあったものが見つかります。私の仕事のお話も、今後記事にしたいと思います。 ではではー!( ^ω^ )
