PCに詳しいかたや、より深く調べたい方は、RAIDの機能の記事がありますので載せておきます。→RAIDの機能(外部の記事になります)
PCやサーバーは、大切なデータを持っています。
その大切なデータはハードディスク(SSD)に入っています。
ですのでハードディスク(SSD)が故障すれば大切なデータが無くなり、PCはただの邪魔な機械になります。
買ってきたハードディスク(SSD)を取り付ければ、空っぽのパソコンになるだけです。
今までのデータはこの世界には2度ともどりません。
RAID(0)とは?大切なデータが守る仕組み
これを防ぐために、2つのハードディスク(SSD)を取り付けます。
どちらかが壊れてもお互いを補ってくれるようにするのです。
ただ、お互いのハードディスクがすべてを同じだけ知っておかないと、どちらかが壊れた時点で、データが完全に戻せません。
だから、
そのためにRAID0という仕組みを使います。
この仕組みは、実際にはハードディスク(SSD)は2つなのですが、パソコン君からは、
と認識させます。
2つで1つなので、ドラゴンボールでいうフュージョンみたいな感じです。
(僕と君は2人で1つさ…の方がわかりやすいでしょうか…)
2つのハードディスク(SSD)は1つとなっているので、パソコンのマイコンピュータとかで確認しても2つあるとかはわからなくなります。
RAID構築のメリット
なぜRAID などという面倒なことをするのか。
RAID には、ちゃんとメリットがあるからです。
①営業を止めなくて良い
想像してほしいのですが、
「うちのサーバー壊れました!サーバーが動きませんので、会社のデータは全てなくなりました。営業できません!」
こんなこと許されませんよね^_^
なので、ハードディスク(SSD)を2つ以上取り付けて、冗長(簡単にいうとバックアップ)しています。
そして片方のハードディスク(SSD)が壊れた時も、もう一方のハードディスク(SSD)が動いてくれます。
これなら営業は続けることができ、都合の良いタイミングで修理をすることができますね。
②復旧が比較的簡単
何度も言いますが、ハードディスク(SSD)自体は、正直大した価値はありません。
価値があるのは、中のデータですよね。
会社の会計データやエビデンス資料や写真などはとても大切ですね。
ハードディスクが壊れたら、いかにパソコンに詳しい方が現れても完全復旧できません。
(データ復旧を謳う会社もありますが、とてつもなく高額ですね。会社の存亡がかかっているとか、国の国家機密とかなら支払う価値があると思いますが…まあ、データなので状態によっては、完全に戻せるかは不明です)
ですが、RAID構築されていて、片方のハードディスク(SSD)が故障しただけなら
すれば元通りです。
RAIDの異常が出た場合どうしたらいいの?
あなたのパソコンやサーバーでRAID異常の警告が出てきたらとりあえず要注意です。
このままRAID異常を放置すると、もう一方のハードディスク(SSD)だけが頼りです。
これを放置してもう一方が壊れたら...取り返しがつかないことになります。
でも安心してください。メーカーへ電話し保守サービスの方であれば復旧できます。個人では手を出さないのがセオリーです。
RAID異常ってどんな状態なの?
「でもでも、今は普通に動いているよ」と言われると思います。
(動いていない方は、もっともっとまずい状態です。メーカーはすぐにTELしてくださいねー!)
ちゃんと動いているのは、もう一方のハードディスク(SSD)があるからですね。
RAID修理はメーカーに任せよう
必ずメーカー修理、保守サービス会社に依頼しましょう!
失敗すれば、元気だったもう一つのハードディスク(SSD)も壊れてしまいます。
どうしてもご自分でやらなくては、ならない場合も、まずはメーカーに問い合わせをしましょう。
そして、どのような手順で作業するのかなど、詳しく聞きまくってください。
とても簡単に復旧できるように作られている機種もありますが、それでも慎重にやるのがベターです。
(一瞬の不手際で、何年もの実績が消えてしまいます)
RAID再構築は時間がかかる
修理を依頼した場合、保守サービスのお兄さんから、
「RAIDの再構築を始めました。終了までに今から2日程かかります」と言われる事があるかもしれません。
ちょっとした、PCとかなら3時間とかで終わりますが、サーバーとかになると2日とか3日とか、普通にかかりますのでビックリしないでくださいね。
でもRAID再構築してる間も、PCやサーバーは使用できます。
ただ、ハードディスク(SSD)は大忙しで動いているので、いつもより動きは遅いかもしれません。
遅いのは我慢してあげてください。PCはめちゃくちゃ頑張っています。
がんばり中はこんな状態です↓
・正常なハードディスク(SSD)はいつもの業務もこなしている(人間だったらブチ切れてますね)
まとめ
RAIDという仕組みは、データを救うためのシステムなので、そのままご使用し続けて放置しないようにしてください。
また、個人で修理しようとしないでください。
保守サービスマン(カスタマーエンジニア)でも、毎回機種にあったハードディスク(SSD)を用意しマニュアルを持参して作業しています。
間違いが許されない作業になるので、注意してくださいね。
ではでは~!(^^)!